quote 2023
こんにちは。quoteです。
今日は1月9日、月曜日。
年末年始にいただいたご注文の発送やサポートがようやく落ち着き、2022年もたくさんの方にお世話になったなあと感謝を噛み締めながら、ようやく新しい年への第一歩を踏み出したquote中のひとです。
第一歩というのは、つまりこれ「Blog」のことです。
「書く書く」と言いながらも日々の業務に流されて、ついつい書く書く詐欺をしてしまいがちですが、新年くらいは有言実行でありたいもの。
祝日の穏やかな時間を拝借して、ときどき愛猫クロダヌキを奏でながら、パソコンに向かっています。
さて、思い返せば、quoteが生まれたのは2011年。
ということは、今年で12年目に突入するわけですが、人生の1/7に相当するこの長い12年という歳月の中で、最も私の記憶に刻まれたのはやはり2021〜2022年でしょう。
そう、コロナ時代です。
感染拡大からはじまり、人種差別、景気後退、ウクライナ戦争など、世界は想像もしていなかった方向へとぐんぐんと進み、止める暇もないくらいのスピードで変化していきました。
ニュースを見聞きするたびに心はせわしなく傷つき、拭い取れない不安や無力感で、疲弊しっぱなしの2年間だったなと思います。
そこからの、2023年。
quoteは「再起」を仕入れのテーマにしたお店づくりを考えていて。
お時間のある方はぜひ、ブログの最後までお付き合いください。
お引越しします
仕入れについてのお話をする前に、まずはちょっとお知らせ。
quoteは2023年2月4日から、お引越しのため約2週間ほどお休みをいただきます。
ネット回線が整い次第、運営を再開予定ですが、なにせ今回のお引越しは、どうぶつたちの環境を考えてのこと。
引越し先の場所がなかなかの田舎でして。
集荷についても佐川さんやヤマトさんと打ち合わせをしなければいけないし、通販業務は「オッケー、全部整ったよ!」というタイミングで再開したいと思います。
お休み期間中もご注文は承っておりますので、のんびりお待ちいただける方は何かポチッとしていただけると励みになります。
お急ぎのお客様は1月中にご注文くださいね。
日本のもの
さて、続きまして仕入れの話をします。
quoteはこれまで「国内で手に入りにくいもの」にこだわって、ハンドメイドの輸入品を多く取り扱ってきました。
日本円が強かったことを最大の武器に、また、さまざまな環境にも恵まれ、これまで安定した運営を行うことができていました。
しかし、2022年。
急速な円安が進み、輸入品オンリーの恐ろしさを目の当たりにします。
「ねぇ、、原価を計算してみたんだけど、今の売値になってし…もた…」
うちの頭脳担当(アートディレクター)に顔面蒼白で伝えたと思います。
(え。このままではまずい?)
指を震わせながら、現状打破のため創業以来初の「商品探し in Japan」をやってみたんですよね。
ひゃーー!驚きました。
日本、いいじゃん!!
今まで私は何をやっていたのでしょう。
無駄なプライドと自信をもって、海外製品ばかり見漁っていていたその高々とした鼻をへし折っていやりたい。
作家さんモノも、メーカーさんも、素晴らしいじゃないか。
価格もがんばってるし、日本やるな….。
調子にのって大好きな本を仕入れるべく、いくつか出版会社にも問い合わせてみました。
なんか楽しい、ワクワクする!
「ものづくり じゃぱん!」と急に叫びだした私を、クロダヌキがキャットタワーの最上階から憐れむように見つめていましたが、そんなことは関係ありません。
逆境で大切な気付きを得た自分を褒めてあげたい!
現時点で円安は少し落ち着いていて、これからどうなるのか全く分かりませんが、もともとquoteというお店は「自分がほしいもの」が原点。
万一商品が売れなくて倒産したとしても、自分で全部買い取って自分で使えばいい。
そのくらい、自分の「好き」をベースにしたお店だったので、その商品の生まれがどこであっても、ヘンテコでも、みんなに反対されても、自分が好きならそれでいい。
お客さまに自信をもって紹介できるのなら、その商品こそがquoteの誇りだったのです。
だからこそ、2023年は輸入品にこだわらず、「日本のもの」にもちょっと目を向けて。
どんな世の中になっても、変化を恐れず、力強いショップでいつづけよう。
「好きなもの」をわがままにやっていこう。
その結果、コロナでダメージを負った「日本の経済」を微力ながらもサポートすることができたら、素敵じゃないか。
そんな気持ちでおります。
がんばれニッポン!
ウクライナ・近隣国のもの
まさか戦争がはじまるなんて。
仕事柄、世界中に友人知人がおりまして、ロシアには10代を海外で共に過ごした親友が、ウクライナにはquote開業後すぐにつながったビジネスパートナーがおります。
みんなケンカとは無縁で、愛情に溢れていて、人として一本筋の通った素晴らしい人々です。
そんな友人たちが、ある日突然、日常を奪われてしまった。
もどかしく、くやしく、胸が張り裂けそうな思いです。
友人が言いました。
「今あなたたちにできることは『明日は我が身』と考えて、愛する人との時間を大切にしなさい。毎日ちゃんと感謝を伝えておきなさい。」と。
1日も早く、美しいウクライナがまた戻ってきますようにと願いを込めて。
2023年のquoteはウクライナと、ウクライナをサポートしている近隣国の素敵なデザインプロダクトを探し、販売を進めます。
そして願わくば、近い未来に安全が確認できたとき、ウクライナを訪れて経済のサポートができたらいいな、。
動物モチーフ
「quoteといえば猫」
いつの間にか、そう呼ばれるようになりました。
それもこれも、雨の日も風の日も猫にこだわって、猫モチーフをコツコツと世界中から集めてきたから。
猫モチーフは作家さんものがほとんどで、期間限定であったり1点ものであることが多いので、ぜひこれからもquoteのインスタグラムをチェックして、レアものをゲットしてみてください。
また、個人的には、ナマケモノ、アルマジロ、アリクイ、マヌルネコ、恐竜なども好みで、よく探しています。
猫モチーフはこちら
ヴィーガンレザー
動物を犠牲にしないものづくり。
ヴィーガンレザー製品については、(勝手に)使命感を持って、仕入れをがんばっています。
科学の進化により新素材も続々と登場していますので、まずは自分で使ってみて、耐久性や機能性に納得したものだけを販売します。
「今まで革財布使っていたけど、ヴィーガンレザーを試してみようかな」
と思っていただけると嬉しい。
使ってみて機能性に満足して、「次もまたヴィーガンレザー!」
と思っていただけたらもっと嬉しい。
ヴィーガンレザー製品はこちら
ヘンテコなもの
「ヘンテコなもの」とはつまり「尖った商品」のこと。
quoteには、ずっと変わらず愛するものがある。
思わず愛してしまうものがあります。
それは、決して完璧ではなく、可愛いという言葉が適切なのかわからないけど、何かが変わっていて、妙味があって、思わず心惹かれてしまうもの。
出会いは突然で運命ですので、いつも巡り会えるわけではありません。
聞いたこともないような国のものかもしれない。
でもときどき、ひょっとしたら数年に一回、そんな商品とquoteが出会って、体に電気がビビっと走ったとき。
たとえそれが「誰も買わないかも…」な商品であったとしても、それを誇らしげに紹介できるショップでありたい、と思うのです。
今年はどんな出会いがあるのかな、ワクワクしています!
最後に
2023年、みなさまにとって素晴らしい年になりますように!