予告「小さなベニワレン祭」やります
みなさま、こんにちは。
年が明けて、明けたと思ったらあっという間に1月も終わってしまいそうな、時の流れの速さに驚愕しております。というのも、年末から1月にかけて、仕入れなど新しい出会いが多く、わくわくしたりドキドキしたり、あちこちしたり、落ち着かない日々だったのです。
もちろん良い意味で。
まず、1月の主役はやはり「NACH」でしょうか。南フランス生まれの磁器ジュエリーです。新たな動物も加わって、SNSなどでも大反響で、メディアからもお声がかかって、誠にありがたいことです。
そしてNACHの担当者さんから「2月にパリでパーティーがあるんだけど、来ない?」と誘われて、
すんごくすんごく行きたいのですが、うーん… 。 スケジュール的にもちょっと厳しいし、猫会議でも反対されていますので、今年は断念しました。
年末から猫たちにさみしい思いをさせていて、さいきん老猫の長女がしょぼくれているんです。
猫の一生は人間の5倍の速さで終わってしまいますから。出張は最低限におさえて、愛するものたちに尽くしたいものです。
「小さなベニワレン祭」
そして、2〜3月の主役に躍り出そうなアイテムは、愛しの「Beni Ourain – ベニワレン」。そう、モロッカンラグですよ!
quoteの品揃えを見ていただければ、「あ〜、」と気づいていただけるかもしれませんが、もともとわたくしは「みんなが持っていない」唯一無二の、特別なものが好きなのです。
今を象徴する「トレンド」のようなものは、一瞬で脳内麻痺を起こすような不思議な魅力があるけれど、一方で「飽きる」スピードも早く、本質的なものの価値が失われているようで、さみしさを感じてしまいます。
それよりは、ちょっとヘンテコでも、世間とズレていても、ブランドや作家の想いやこだわりが見え隠れするようなもの。大多数に愛されることはないけれど、自分の心にバシッ!とハマるもの。そして、宝物のような存在感でずっといてくれるようなものに、やっぱり惹かれてしまうのです。
そんな気持ちが仕入れにも影響し、quoteという不思議なお店ができあがっている感じです。
作家さんがブランドを閉鎖されたり、仕入れが難しくなったり。自然界に変化があるように、quoteのアイテムたちもさまざまな形へと移り変わってゆきますが、年々「ずっと愛せるもの」へのこだわりが強くなり、はずせないものといらないものを、この頃ははっきりと感じるようになってきました。
話が少しずれてしまいましたが、そういうわけで唯一無二のモロッコ絨毯を取り扱うのも、わたくしの長年の夢でありまして、サイトリニューアルのタイミングと、モロッコの素敵な商人さんとの出会いが重なって、ようやくそれが実現したというわけです。
実は先日、商人さんと真夜中におしゃべりしていたら、ひょんなことから「小さなラグをまとめてどう? 少し安くするからさ」と提案されまして。え〜、どのラグ〜? って聞くと、ベニワレンと言うじゃありませんか。
それはもう喜んで!二つ返事でOKを出しました。
海外では大きなサイズが人気のようですが、わたくしは小さなベニワレンが好きです。
なぜなら、まぢで重いから!!
リビングに大きなベニワレンを敷いてぇ〜、ちょっとモダンな感じにしてぇ〜、
と目を輝かせながら夢のインテリアを妄想し、でっかいベニワレンを買ってしまった日にはもう大変。
荷物が届いたその日に「やっちまったなあ、おい!」と声を張り上げたくなるほど、腰にくる重量です。ちょっとした模様替えが“ちょっとした”レベルではできませんし、干すのも洗うのも大変。
だって、こんなに分厚い。
みっちみちに織られていて、ぬっくぬくだもの。
もし、「はじめてのベニワレン」をご検討中の方にはまず、畳1枚〜2枚分くらいの小さめのものから始めることをおすすめいたします。長辺150cmで「よっと…」、長辺200cmで「…ぉんっ、ふ、ふんっ!」という抱え心地です。
サイズが小さいと価格もお手頃ですので買いやすいですし、ベニワレンは不思議なほどに、あらゆるインテリアと相性が良いので、スペースさえ確保できればどこにでも置け、アクセントラグとしても魅力を発揮します。長辺100cmくらいでも、じゅうぶんに素敵です。
また、ふかふかとリッチな毛足の長さがベニワレンの特徴ですが、夏場は暑くるしいと感じられるかもれません。コンパクトサイズであれば、収納もらくちん。
そして、いつか必要なくなって売ってしまう時がきたら、サイズが小さな方が梱包もしやすいです。
というわけで、「小さなベニワレン祭」お楽しみに!告知はInstagram、FacebookまたはLine@をチェックしてね、すべてモロッコのベルベル民族の女性がハンドメイドで作っている1点物ですから早いもの勝ちですよ。
たぶん2月下旬、遅くて3月の開催です。(モロッコから運んでもらって、日本で専門のクリーニングに出して… 発売までの道のりが長〜いのですよ(汗))
ちょっと贅沢ですが、猫様への貢物としても喜ばれるかと思われ。
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