quote(クォート)|世界中から集めた小粋なデザインたち。

Blog / ブロガー目指してます。

ロシア作家のアニマルミトンができるまで

みなさま、こんにちは。

6月上旬頃から、インスタグラムでちょこちょこと紹介しているアニマルミトン

「写真を送ってオリジナルミトンを作ろう」というキャッチコピーで受注を開始しましたところ、予想以上にたくさんのオーダーをいただきまして、

https://www.instagram.com/p/BxoME7nn8R9/

そろそろ、製作背景などを紹介したいな〜と思い、記事を書いています。

アニマルミトンって?

ロシアの羊毛フェルト作家、Irina Makhinさんがハンドメイドで製作するオリジナルのミトンです。

quoteの愛猫「くつしたくんジュニア」がお空に旅立ったとき、さみしさのあまり「ハチワレのぬいぐるみ」を探したことがアニマルミトンとの出会いのきっかけ。

作家さんの魅力あふれる作品集をみて、その愛くるしさとリアルさに絶叫し、世界にひとつだけのオリジナルミトンを作ってもらいました。

こちらが、くつしたくんジュニア。

完成したのがこれ。

ヒゲブクロのところとか、本当にそっくり。「帰ってきた」感があります。

ロシアのミトンはとても温かくて、真冬に重宝しそうだけれど、これは使えない。ときどき、さみしくなったときだけパペット遊びをして、一生の宝物にするのです。

作家さんはどんな人?

Irinaとは出会った日から現在まで、ほぼ毎日チャットをしているような気がします。

それは仕事の話だけではなく、ときどき家族の話や、動物の話、そして人生の話も。

何気ない会話の中から知ることができる、作家さんの“人となり”。一緒に仕事をする上で、quoteが大切にしているポイントのひとつです。Irinaも仕事にプライドと愛情を持った素晴らしい女性。

ある日、「実はくつしたくんジュニアは、天国に行ってしまったんだよ」と伝えると、「どんなに心を通わせても、動物の命は人間よりも短いのよね。さみしいけれど、しょうがない。だから私はアニマルミトンを作るのよ」と彼女は言いました。

アニマルミトンができるまで

オーダーをいただいたあと、お客様から届いた写真や特徴をquoteのスタッフが丁寧にチェックします。

そして、栄えある第一回目の製作はこちらの猫さんたち。

ん..? … この猫さんどこかで…

ふぁぁぁぁっ!!!(気付き)

https://www.instagram.com/p/BGJd63qGrY3/

quoteのネイルシール(ぶさ猫ちゃん♡)が載った雑誌の、表紙を飾った猫さんだああああ!

初回製作から、まさかのスター猫。歓びと緊張で思わず身震い。プルッ…

この子たちはなんと兄妹なのだそうです。なんとまぁ、見事な対称柄。2匹をかぽっとはめて、真っ黒にしてみたい欲にかられます。

そして、その名前のセンス。「鼻菱おにぎり丸」くんと「鼻にんにく黒コロ」ちゃんですって。どっちがどっちかはもう分かりますよね!

データを作成する

さて、通常、製作に入る前に当店で「アニマルデータ」を作成します。

Instagramのアカウントを教えてくださった場合、quoteのスタッフがストーカーに変貌しまして、

投稿写真をさかのぼって(なんなら子猫時代まで! )チェック。

親戚のおばちゃんになったつもりで、成長を喜びます。

「チャームポイントはどこかな」「兄弟姉妹はいるのかな」「どんな性格なのかな」鼻息をフンフン吹かせながら、じっとりと観察。

それもこれも、可愛いアニマルミトンを作るため。決して、動物好きの欲望を満たすためではございませんので、勘違いなさらないでね!

Instagramのアカウントを持っていない方、非公開の方でも、お送りいただいた写真やご意見をもとに、チャームポイントや色味を確認します。製作に入ったあとも、丁寧にサポートしますよ。

「この子たちは兄弟でね、お兄ちゃんが紳士的で、弟がいたずらっ子なんだって。」「この子、可愛いまつげがあるよ!」など、お客様が教えてくださった「小ネタ」まで。英語に翻訳後、きちんと作家さんにお届けするようにしています。

どんな情報でも、インスピレーションの種になりますからね。

昼夜問わずやりとりをしていますので、寝不足になったり、夢にまでアニマルミトンがでてきたりして、私の熱量もハンパないですが、アーティスト気質の作家さんは、さらにその上をいきます。

「ここからが、私の腕の見せどころなの」とか、

「まつげ、付けてみたの。」とか、

「この子たち、とてもお利口さんよ」とか。

ねぇ…あなた寝てる…? と聞きたくなるほど、ずっと作業している。没頭しすぎて、とつぜん抜け殻みたいになっちゃうじゃ…と心配するくらい。→ 「時々、アトリエから抜け出して大自然にダイブするから大丈夫」と言ってました (え? どういうこと?)。

そうして完成したミトンがこちら。

きょわわわわ!!!くきゃぁいいいいいいーーー(→言葉にならない)

飼い主さまも、とても喜んでくださって。悶絶レベルのモフモフ写真をインスタグラムに投稿してくださいました。

https://www.instagram.com/p/B07LuKWlbiR/

それを見て嬉しくて嬉しくて。なんかもう感極まっちゃってウルッときました。わたくし自称「この子たちの親戚のおばちゃん」ですから。

そして、他にも、かわいこちゃんたちが続々と登場中ですよ〜!

https://www.instagram.com/p/B0VmgFllUmb/

https://www.instagram.com/p/B0mgOOsl-38/

アニマルミトンが届いたお客様。「Instagram リポストOK」の許可、もしくは写真をお送りいただけましたら、当店の記事またはSNSでありがたく紹介させていただきます。ぜひ、本物ちゃんと撮った写真を〜!

可愛がってあげて

作家さんが、こんな動画も作りました。

ロシア語で「ときどきブラッシングもしてあげてね。目、鼻、口の周りは避けて、犬や猫と同じようにクシでとかしてあげてね。こうすることで、可愛いフワフワ感が続くから。」と言ってます。

ブラシはペット用に使っているブラシで良いそうです。よろしくお願いします。

(鼻にんにく黒コロちゃん、ご協力ありがとう)

今後のオーダーについて

現在、アニマルミトンのオーダーは停止しております。

オーダーが大変混み合っておりまして、現時点ではこれ以上お受けすることができない状況です。ごごごごごめんなさいー!

羊毛フェルトの作品は、すべて手作業で、針でチクチクと刺し続けながら成形をして、お顔を作り上げていきます。quoteと作家さんが全力で取り組みますので、受注状況が少し落ち着いてから、作家さんの体調やスケジュールに合わせて今後のことを相談していきたいと思っています。

それがいつになるか、まったく分かりませんし、お約束もできないのですが、「いつの日かチャンスがあれば」と思っていただけるなら、その旨をメールにてご連絡くださいまし。その日がやってきたらきっと。優先してご案内をさせていただきます。

quoteに問い合わせてみる